ふりかえり

日々の出来事と観点別ふりかえり

平成28年5月19日(木)

印象に残った出来事

①山代くんが廊下で飼っているアゲハの幼虫を見て、「ねえ、これで何が勉強できるの?」
「そうだなあ、まあ生活科で観察、国語なら観察記録文を書いたり、算数なら葉っぱをどのくらい食べるから蝶になるまでに何枚食べるか、とかかな。」
「じゃあ体育だけは勉強できないか。」
「そうだねえ、体育ならアオムシを真似して鉄棒にぶら下がるとか。。」
その時のワクワクした山代くんの顔が忘れられない、その後一人でアオムシが葉っぱを食べるスピードやらなにやら考え始めた模様。
「数学者っぽいね」というと嬉しそうだった。

②作家の時間はとうとう実際にノートに書くところに入る。
 すぐには書き始められない子を見たときに、スタックしているのもいいとほおって置けるようになったこと、自分から引っ込み思案な木村さんが気の合う三好さんに何かを聞きにいったこと、作家の椅子に座って今日書いたことを発表した大塚さんにきたファンレター、それを読む大塚さんの嬉しそうな顔、いつも楽しそうな彼女だが今まで見たことのないような顔をしていた。

教室は、その時間だけどうにかすればどうにかなるものでもなく、毎日のいろんな時間が絡み合って重なり合って、出来上がっていくんだなと思う。
間違いなく彼らの生活の場で、安心してエラーできる場所であってほしい。安心してトライできる場所であってほしい。